【歌詞解釈】君に触れていたいよ 名前を呼んでくれよ
皆さんこんにちは!こんたろーです。
最近、BUMP OF CHICKENの曲「Title of mine」がやけに好きです。
正直BUMPって、いつも「どの曲が一番好き?」って聞かれても毎回「これ!」と答えれる曲がなくて。
時期によって、日によって変化するんです。
一番好きな曲。
今は「Title of mine」なんです。
是非皆様に聴いてほしいので、オススメ歌詞(全部良いですが)と僕なりの解釈を。。
何故 いつまで経っても 夜は眠れずに
もう 聴き飽きた筈の歌を 聴いたりするの
こんな日あります。疲れてるはずなんだけどなんか眠れない。うーん、何回も聴いてるあの歌でも聴こうか?
何を恐れて 何が必要なのか
雀が鳴くまで 考えたって 一つも解らなくて
何故眠れないのか?それは、今の自分にとって何か「恐れる」ものがあり、何が「必要」であるか分からなくて、それを考え出したら眠れなくなりました。
雀が鳴く(=朝方)まで考えても出てきません。
それは 孤独という名の重い鎖だったんです
自ら上手に体に巻き付けたんです
恐れていたものは「孤独」
一人でいる事でした。眠る前、「あぁ、今俺は一人か」そう考えると眠れなくなったんですね。
「自ら上手に体に巻き付けた」これってつまり、巻き付ける前は孤独ではなかった。ってことかな?
それも「自ら」巻き付けた。つまり進んで孤独に向かって行った。
誰かとの「別れ」を自ら切り出し、それを後悔しているのでしょうか?
どこで見つけて いつの間に巻いたのか
焼けた空を見た時 君の声が聴きたくなって
ふと 気付いたよ
何故今「俺」は孤独という名の鎖を巻いているんだ?どこで拾ったんだ?
焼けた空(=夕方)を見た時、無性に「君」の声が聴きたくなりました。
ここで初めての登場人物「君」
別れを切り出した「俺」から見た、別れを切り出された相手でしょうか。
人に触れていたいと 思う事を恥じて
嗚咽さえも噛み殺して よくもまぁ
それを誇りと呼んだモンだ あぁ
ここの歌詞で、自分が「君」に別れを切り出した訳ではない事がなんとなく分かるかも。
というより、そもそも付き合ったり、そういった関係では、まだないのかな?と。
人に触れたい(馴れ合いたい)、仲良くなりたい。なんてバカバカしい。だって一人で生きていけるから。それが誇り。かっこいいでしょ?って、嗚咽を噛み殺して、涙を流すまいと必死に耐えて言っています。
この震えた喉に本音を尋ねたら
声も震えていて ちゃんと聞こえなかった
2番です。
震えた喉はつまり歌を歌っているのではないでしょうか。最初の歌詞の「聴き飽きたはずの歌」を聴きながら。
そしてこの歌では、孤独でも生きていける。一人で大丈夫。的な事を歌っているのではないかと。
ただ、自分の本音はどうなんだろう?自分に問いかけますが、その声は今にも泣きそうに震えていて聞き取れませんでした。
差し出された手を丁寧に断ってきた
雀が鳴く様に 気にも止めず唄ってきたけど
気付いたら
誰が歩み寄って来ても、全て拒んできました。馴れ合うのは恥ずかしい事ですし。
雀が鳴く様に、そんな人たちはまるで気にも止めずに唄っていました。しかし…?
君に触れていたいと 思う俺は何だ!?
今になって思い知った
大切な事を唄い忘れていた
また出ました!「君」です。
今まで人との関わりを持たない様に、自分一人で生きていけるように、、と考えていた「俺」でしたが、「君」には触れていたいと思いました。そこで「大切な事」を唄い忘れていた事を思い知らされます。
孤独を望んだフリをしていた
手の温もりはちゃんと知っていた
その手に触れていつか離れる時が来るのが恐かった
正直、ここの歌詞がほぼ全てではないかと。
他の人が歩み寄って来ても拒み、自ら孤独の道を進みました。
でもその人たちの心に邪な思いが無い事も、自分が生きていく上で実は必要だという事も分かっていました。
では何故孤独の道を進んだのか?
差し出された手に触れて、仲良くなって。そして、「いつか来るお別れ」が恐かったのです。
「孤独」を恐れていると同時に、もし「孤独」ではなくなった自分がまた「孤独」に戻る。その時が堪らなく恐かったのです。
人に触れていたいと 唄っていいかい
これは自分への問いかけ。
そして、今まで手を差し出してくれた人たちへの問いかけです。
奪い合ったり 騙し合ったり 些細な事で殺し合ったり
触れてみれば 離れたり 恐くなったりだけど、それでも、
人に触れていたいと 願うヒトが好きだ
嗚咽さえもタレ流して
何度となく すがりついて 傷ついて
前半は人と人との繋がり。繋がりなんて持つから、こんな事になる。
人と繋がって、時には奪われたり騙されたりします。繋がる事で感じてしまう恐怖もあります。
だけど、それでも、
人に触れていたいんです。そう思えるヒトも好きなんです。
君に触れていたいよ 名前を呼んでくれよ
誰も居なくて 一人ならこんな歌を唄う俺の
生きる意味
ひとつもない
あぁ
この記事のタイトルの歌詞ですね。
ここの歌い方最高に好きなんですよ!少し震えながらも「君に触れていたい」「名前を呼んでくれ」孤独を望んだフリをしていた「俺」が、本当に大切な事を唄いました。
でもこの歌を唄う事すら、誰も居なくて「俺」一人なのだとしたら、「俺」は生きる意味もない。と。
◇まとめ◇
いやぁ前半は人と人との繋がりを否定していましたが、後半は見事に逆転しました。
この最後の歌詞は、つまりBUMP OF CHICKENが歌を唄う理由は、君たち聴き手が居てこそ。繋がりを大切にしたい。という思いも伝わってきますよね!
以上。大好きな曲の歌詞解釈コーナーでした!
もしこの曲どういう意味?っていうのあったらコメントでもいただければ!!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!バイバイ!!