BUMP OF CHICKEN 『ユグドラシル』
皆さんこんにちは!こんたろーです。
今回はBUMP OF CHICKENのアルバム『ユグドラシル』の紹介です。
ユグドラシル
まずユグドラシルとは、北欧神話に登場する大きな一本の木の事だそうです。
このアルバムの曲も、北欧神話を直接イメージできる曲があります。
全曲紹介
1.asgard
アースガルドまたはアスガルドと読めばいいかと。アースガルドとは北欧神話に登場する神の国です。
この曲が流れると、「うぉあユグドラシル来たか!」って感じになります。また次の曲への繋げ方が好きです。
2.オンリーロンリーグローリー
盛り上がりますよね!特にサビの持って行き方もギターのサウンドも最高で大好きな曲です!
社会人1年目の人とかに聴いてほしい!(笑)
少し無理やりまとめますが僕なりの解釈を。
新しい扉が開くと同時に感じる孤独の曲ですねこれは!今日から社会人!さぁどうする?周りは生き生きしているが、自分は上手く踏み出せない。どうすればトロフィーを貰える(みんなから認めてもらえる)のか。
この曲は結局、自分が納得できる事が出来れば、それこそがトロフィーもんだと歌っているのかと。
特別じゃない この手を
特別と名付ける為の光
3.乗車権
この曲はギター(特に出だし)とサビのコーラスが大好物です。
ココで出てくるバス=夢の先に連れて行ってくれるものです。バスに乗るには自分の夢=強く望む事を書いた紙=乗車券が必要と言います。
主人公は。周りや友達が必死になって夢を追いかけそのバスに乗り込むのを見て流され、「適当でいいか」と、特に強く望むでもない夢を書き乗車します。
二番の歌詞で出てくる「乗り継ぎがあるらしい」って、現実を見て自分の夢を途中で諦めた人たちが居るって事ですよね。だから鞄を置けるほどの空席も出てくる。ココすごい深いです。
一方その様子を終始静観していた主人公ですが、気付くと乗車券を失くしています。
恐らく、強く望んでもいない事だったので書いた夢を忘れたのでしょう。
それでもバスはどんどん進み、いつの間にか大人に。主人公は恐らく途中でバスを降りられましたが、夢を持って生きていかなきゃな。と思わされる歌詞です。かなり語っちゃいました。
あぁ 見逃してくれ 解らないまま乗ってたんだ
俺一人 降ろす為 止まってくれる筈もねえ
4.ギルド
アルバム曲ですが、かなり有名な曲です!!前述の『オンリーロンリーグローリー』が社会人1年目なら、こちらは社会に出て数年経った人たちに是非聴いてほしい!(笑)
汚れちゃったのはどっちだ 世界か自分の方か
いずれにせよ その瞳は 開けるべきなんだよ
自分の置かれる環境が目まぐるしく変化していき、ふと世界が「変わってしまったな」と思うこともありますが、変わったのは「自分」なんですよね。
一時期どハマりしてこの曲ばかり聴いていました。
その場しのぎで笑って 鏡の前で泣いて
当たり前だろう 隠してるから 気付かれないんだよ
5.embrace
こちら隠れた名曲と呼ぶに相応しいです。
いやファンの間ではちっとも隠れられてないんですが、、(笑)
そんなファンたちの間でこの曲はよく『K』に出てくる画家目線の歌なのでは?と噂されています。
たしかにそう思わせる歌詞は多いのですが…
逃げ道の途中 飛び込んだ この部屋の中で
君は僕に見つかった 首輪の無い姿で
しかしBUMP本人が公言している訳では無いので、本当のところは分かりません。
僕は繋がっているという考えもアリだし全く関係無い別の曲と考えるのもアリだと思ってます。
この曲、優しい歌い方がツボで大好きです。
腕の中へおいで 醜い本音を
紡いだ場所に キスをするよ
はい、きましたド・メジャー曲!
イントロでもうテンション最高潮です!
この曲、タイトルを直訳すると「出航の日」なんですが、まさにその名の通り「これから何かを始める人」に是非聴いてほしいです!
いろんな不安や迷いもありますが、この曲の主人公のような心で冒険したいものですね。
この曲は『グングニル』とよく似ていますが、、と、話し出すと長くなりそうなので、この二曲の繋がりについてはまた別の記事でお話します。(笑)
sailing day 舵を取れ
嵐の中 嬉しそうに 帆を張った 愚かなドリーマー
7.同じドアをくぐれたら
ここへきてしっとりした曲を。
これは自分のレベル・スキルアップの歌なんじゃないかなぁと思っています。
何かを手に入れるには何かを手放さなければならないんですよね。
「自由を失う代わりに力を手に入れた…!」(バトル漫画でありがち)みたいな(笑)
こちら、聴けば聴くほどのスルメ曲でございます。
振り返らないで 悔やまないで 怖がらないで どうか 元気で
僕は唄うよ歩きながら いつまで君に届くかな
※2019.9.22のナゴヤドーム、aurora arkツアーのアンコール1曲目で初めて生で聴くことができました!感激っ!
8.車輪の唄
これまた有名曲!そしてファンからも、BUMPを少し知ってるような方からも人気の高い曲です!
メロディが最高です。このアルバムの中で一番好きなメロディです。特にイントロのアルペジオですよ。あれ「マンドリン」というイタリア発祥の楽器らしいです。カワイイ音が特徴的ですよね!
別れの際、お互いがお互いの涙を見ることはありませんでしたが、絶対気付いてますよね。なんと切なく胸にくる素敵な曲なんでしょう。
泣いてただろう あの時 ドアの向こう側で
顔見なくてもわかってたよ 声が震えてたから
9.スノースマイル
強い。(確信)この流れでスノースマイルを持ってくるかよ!って感じです。はい。
これ萌える歌詞だらけなので、歌詞多めに紹介しますね!!!
冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を
僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから
可愛すぎるだろおおおおお!!!そんな口実なくても、私はアンタと手ぇ繋ぎたいしポケット入れたいし、あぁあー!!((危険
取り乱しました。この歌詞も可愛いです。
落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ
何で怒ってるのに 楽しそうなの?
本当に優しい「彼」である事が想像できますよね。
が、しかし
ご存知でしたか?こちらの曲…『ラブソングではない』のです。
ほとんどの人がこの曲を聴き、歌詞を見てもカップルの男から女へのメッセージだと考えるでしょうが、違うとの事です。こちら公式でそう発信されています。
最終的な捉え方は人それぞれですが、僕はこの曲『恋人(もしくはそれに近い異性)と別れて新たな道(自分の道)を行く主人公』の歌ではないかと思っています。
そうさ夢物語 願わなくたって
笑顔は教えてくれた
僕の行く道を
藤くんはこの曲を「硬派な曲」と言っています。ほんとにBUMPの曲の解釈は奥が深くて楽しいですね。
10.レム
この曲はBUMPの曲の中でもトップクラスに好き嫌いが分かれる曲なんじゃないかなぁ。
僕はどちらかと言うとニガテです…
というのも、物凄く「ハッ!」っとさせられるんですよね歌詞に。
ほんとになんか、汚れたなぁと。大人になるってこんな事なのかってなります。小さな頃思い描いていた大人ってもう少し…と考えるとなんだか泣けてきます。
いや良い歌なんです。すごく。
誰かが呟いた 「汚れてしまった」
その肩を叩いた その手も汚れてた
11.fire sign
はい大好き。
もうダメだ、何もしたくない。みたいに落ち込んでしまっても、この曲を聴けば不思議と力が湧いてきます。
いや、なにベタなこと言ってんだよ!と思うかもしれませんが本当なんです!!
微かでも、見えなくても、その命の火は揺れてるんです!!!
勝手な印象ですが、BUMP好きの人は総じてこの曲上位に置いてる気がする…(笑)
ちなみにこれは、ギターのヒロくんに向けて歌われた曲だとか…
星を廻せ 世界を掴め
僕らの場所は 僕らの中に どんな時も
12.太陽
BUMP OF CHICKENイチのダークソング。初めはそんな印象。そして、今もそんな印象。
変わったことといえば、苦手な曲から大好きな曲になったという事です。
この曲、改めて「藤原基央は天才だ」と認識させられた歌詞があります。
暖かくて 寒気がした
ここだけでは分からないかもしれませんが、この言い回しはヤバイです。詩人です。詩人の極みです。
人の温もりを遠ざけていた主人公にとって、初めて感じた「誰か」からの温もりは暖かくて寒気がした(知らないもの過ぎて困惑している)
と言った所でしょうか。
これだけでは語り尽くせない魅力があります。
とにかく、この曲は特に聴いてほしいです。まさに隠れた名曲!!
13.ロストマン
Q.BUMP OF CHICKENでオススメの曲ありますか?
A.ロストマン。
僕はこう答えますね。はい。ロストマンがハマる人はBUMPにハマる人だと思っています。
この曲はBUMPの最高傑作との声も多い名曲です。
僕も大好きです。一瞬で心を鷲掴みにされるメロディと歌詞。何度聴いても、飽きるどころか深みにはまっていく。そんな曲です。
最近のアップテンポな曲でハマった方も、この辺の曲を聴いて更なる深みに行くの、オススメですよ!
ここが出発点 踏み出す足は
いつだって 始めの一歩
14.midgard
ミッドガルド、又はミズガルズと読みます。
1曲目のアースガルドは、北欧神話に出てくる神の国ですが、ミッドガルドは下界の人の国の事です。
この2曲、メロディは同じですがこちらの方が音が大きく録られています。神から人、遠い存在から徐々に近づいて来た事をイメージしているのでしょうか!
【まとめ】
以上でBUMP OF CHICKENの「ユグドラシル」の紹介&レビューを終わります!
全体的に暗い印象を受ける曲が多いこちらのアルバムですが、僕は大好きです。
「FLAME VEIN」→「THE LIVING DEAD」→「jupiter」からの、確実な進化を感じる事ができる名盤です。
それではまた次の記事でお会いしましょう!バイバイ!!